大切なパートナーが浮気をしているかもしれないといった不安な気持ちを解決するためには、浮気調査を行っている探偵に依頼する方法が一般的です。ただ浮気調査を依頼するのが初めてという方にとっては、実際に探偵がどのような方法で調査をしているのか全く知らないという声は少なくありません。
一般的に探偵事務所で行われている浮気調査の方法は、大きく分けて尾行・張り込み・調査報告書の3つに分かれており、尾行では調査対象の行動を追跡する調査を行います。尾行による調査報告では、調査対象がいつどこで何をしたのかを詳細に知ることができるため、裁判では有効な証拠として扱われます。
張り込みは調査対象が建物の中に入った時に、その場から動かずに待機し再び出てくるまで待つという調査方法です。浮気相手と一緒にホテルに入ったり、相手の家に行った際にどれくらいの時間が経過し部屋から出てくるのかを知ることができます。
これらの調査方法から出た結果は、調査報告書にまとめられることになります。この報告書では調査対象がどこで何をしていたのかを、事実関係が羅列されているので依頼者は詳細に知ることができます。また証拠となる写真や動画、音声を取得できている場合は一緒に受け取ることが可能で、この調査報告書があれば離婚調停や裁判に持ち込んだ際に有利な立場を保つことが可能です。
探偵に浮気調査を依頼する場合、気になるのが浮気相手についてどこまで調べることができるのかという点です。探偵が浮気調査を行うとありとあらゆる情報を入手することができますが、その中でも主に調べられる内容として浮気相手の氏名や住所、勤務先といった素性調査です。浮気相手の素性調査が行われている理由の1つに、調査後に慰謝料請求といった法的措置を行うために浮気相手の詳しい個人情報が必要となるためです。
パートナーの浮気相手について自分で調べればいいと考える方も多いですが、自分で調べるうちに感情的になったり、関係がこじれ、トラブルに発展してしまうと必要な情報を集めることが難しくなるケースも少なくありません。そのため確実に浮気相手の情報を集めたいと考えるなら、自分で動く前にプロの探偵に依頼をする必要があります。
ただし探偵側も浮気相手の素性調査を行うためには、確実に浮気をしているという証拠を押さえる必要があるので、様々な調査方法によってどこで誰と浮気をしているのか情報を集めます。浮気の事実が明らかになり、さらに依頼者が浮気相手へ慰謝料請求を求めている場合には、探偵側も相手の素性調査を同時に進めていくことになります。
浮気調査において探偵はどのように調査を進めているのかというと、主に聞き込み・張り込み・尾行の3つの調査方法が行われていることが多いです。
聞き込みは調査相性者と関係のある人物に対して話を聞く方法であり、主に職場の同僚やプライベートで親交のある人物に対し、探偵が直接相手にコンタクトをとることで調査対象者について詳しい情報を聞き出します。うまく行けばあらゆる情報を手に入れることができますが、聞き込みをされた人が探偵を不審に感じ、調査対象者に連絡をとる可能性もあるため非常に難しい調査方法の1つです。
尾行では調査対象者の後を追い、人物の行動パターンを把握したり浮気相手の家やホテルに入るといった決定的な瞬間まで追跡し、撮影をして証拠を確保する調査方法です。調査対象者は繁華街など人通りの多いところに行くことも多いため、複数の調査員を配置して調査を行う場合も多いです。反対に人通りの少ない住宅街では、調査対象者に気づかれないように尾行をするための技術が必要な調査方法といえます。
そして張り込みは、調査対象者の行動を見張ることで家や会社から出るところや、浮気相手と待ち合わせの現場を撮影し証拠に残します。これらの3つの調査方法は、探偵業の運営に関わる法律である探偵業法で定められており、いずれも合法的な調査として認められています。
浮気調査に必要となる調査員の人数は、そのまま調査費用に大きく関わってくるため、これから探偵事務所に依頼をしようと考えている場合は適正な調査員の人数や、その人数が必要である根拠を正しく理解しておく必要があります。実際に何人くらいで浮気を調査しているのかというと平均で2~3人体制で調査を行っており、これは調査対象を見失わないためや確実な証拠を押さえるため、そして調査を失敗しないように備えるためでもあります。
浮気調査で行われる調査方法は主に尾行と張り込みの2つであり、調査対象者を尾行し動向をチェックしながら、小型カメラなどを利用してその様子を記録します。浮気相手とホテルに入ったり、浮気と認められる行動があった場合にはその場に張り込みをして出入りの瞬間や決定的な様子を写真もしくは動画に納めます。
これらの調査を確実に成功させるには、調査対象者がどのような移動方法をとっても尾行を続けられる情報を確保できるか、トイレなどの生理現象で調査員が交代しても問題ないか、不意のアクシデントで調査員が別行動を取ることができるかを考えると、万全の体制を整えるため2人~3人体制で調査を行うことが理想的だと考えられています。
浮気の調査報告書は、時系列に説明された調査対象者の行動及び浮気現場の写真が記載されたものが一般的です。探偵事務所によって調査報告書の形式は異なり、時系列のみ最初に記載し写真は最後にまとめてアルバムのように貼り付けているものから、動画を使用して説明をするなど依頼する先によって様々です。どの浮気調査報告書の形式においても、浮気調査を行った探偵が見たままありのままの内容であることが大原則となり、探偵側も主観は入れず客観的事実を証拠として記録することを徹底しています。
この調査報告書は慰謝料請求や離婚裁判などの証拠資料として使用する前提で作成されることがほとんどで、浮気や不貞行為の証拠は密会現場や肉体関係があると断定できる客観的な物証のことを指します。
そのため調査報告書で用いられる写真や動画などの証拠では、調査対象者が言い逃れのできない証拠にするため、浮気相手の素性調査を行った上でホテルに入る瞬間と出る瞬間の写真が撮れていることや、何時から何時まで何時間どの部屋に滞在したのか判明したものを用意します。
車両でホテルに入った場合は、車両に間違いなく2人が乗車していることがわかる写真であること、ホテルの駐車場に停車している車両のナンバーが確認できているといったポイントをクリアしていることが重要です。