45歳男性・筑紫野市在住/地方公務員
結婚18年目・子ども2人(高校生・中学生)
42歳女性・筑紫野市在住/パート勤務(調剤薬局事務)
「二日市温泉でのんびりするのがストレス解消」と言い、月に2〜3回、平日の午後に外出するようになった
「これが本当に“ひとりでリフレッシュ”なのか、正直よくわからなくなってきました」――。
調査を依頼されたご主人は、そう静かに切り出されました。お話をうかがうと、奥さまはここ半年ほど、「平日午後に一人で温泉に行く」「二日市でちょっと買い物してから帰る」という行動を繰り返すようになったとのこと。
最初は更年期もあり、リフレッシュや心のケアとして「温泉に行くのは良いことだ」と見守っていたそうですが、徐々に「化粧が濃くなった」「スマホを肌身離さなくなった」「帰宅時間が17時を過ぎるようになった」などの兆候が出始め、疑念を持つように。
「詮索して疑っても、結局は言い訳されるだけ。だったら、真実を知って、それから自分がどう動くかを決めたい」という言葉をいただきました。
対象者の外出頻度・行動時間帯・目的地(温泉・買い物)をもとに、午後の時間帯に集中して調査を実施する方針を立てました。筑紫野市内で完結する可能性と、近隣(太宰府・鳥栖方面)への移動も視野に入れ、車両尾行を中心に進める形となりました。
初回の調査は火曜日。対象者は13時過ぎに自宅を出発。服装はカジュアルながら、メイクと香水はしっかり目。向かった先は西鉄二日市駅周辺のコインパーキング。その後、徒歩で「大丸別荘(二日市温泉)」方面へ。
しかし、温泉施設には立ち寄らず、そのまま二日市温泉通りを抜けて、合流したのは50代前半と思しきスーツ姿の男性。
彼女は笑顔で手を振り、男性も軽く腰に手を回すような仕草。二人は並んで、天拝山のふもとにある喫茶店へ。滞在時間は約1時間20分。店内では明らかに恋人関係であるような親密な会話と距離感が確認されました。
その後、二人は再び徒歩で移動し、温泉街の外れにある小規模な旅館「○○荘」へ。日帰り利用が可能なプランがある場所で、事前予約をしていた様子。
玄関で受付を済ませたあと、30分ほど経ってから仲居が部屋に料理を運ぶのが確認されました。滞在時間は2時間強。退出後、男性と別れて対象者は一人でコインパーキングへ戻り、16時半頃に帰宅。家族には「岩盤浴が気持ちよくて…」と話していたそうです。
2回目の調査では別の曜日(木曜)に、同じような行動が再現されました。違う旅館(今回は「湯の華亭」)を利用し、合流相手は前回と同一人物。
また別の機会には、イオンモール筑紫野で一度合流し、ランチをとった後に太宰府市内のラブホテルへ車で移動するというパターンも確認されました。
対象者の「温泉=浮気のカモフラージュ」という行動パターンが明確になったため、後半の調査は日帰り温泉施設とラブホテルを中心に張り込みと撮影を実施。
調査は6日間・約33時間に及び、合流・飲食・入室・退出の各タイミングを動画・写真で収録。相手男性は久留米市在住で、建設会社の営業部長。どうやら、取引先の懇親会で知り合ったようで、対象者とは3か月以上の関係にあることがLINEの画面からも確認されました(現場で一瞬表示されたものを望遠撮影にて確認)。
プレミアムプラン(+延長対応)
プラン名:プレミアムプラン(+延長2時間)
プランの時間・期間:7日間 or 35時間(実施時間:33時間)
金額:412,500円(税込 375,000円)
時間あたりの料金:約11,360円
プランの特徴:複雑なケースに対応し、広範囲の調査と深い分析を提供。
今回の調査で苦労したのは、「温泉街」という一見開けた場所でありながら、実際には人通りが少なく、対象者がこちらに気づきやすい状況だったことです。特に大丸別荘周辺や旅館街は、平日の昼間は静かで、1台の車が長時間駐車していると目立ってしまう。そこで、複数の車両をローテーションさせたり、徒歩での張り込み要員を配置することで、自然な監視体制を構築しました。
対象者が毎回違う温泉施設やラブホテルを利用していた点も厄介でしたが、依頼者さまから「過去にイオンで見知らぬ男性と歩いているのを見たことがある」といった貴重な証言をいただけたことで、筑紫野市〜太宰府市にかけての“行動半径”を早期に把握でき、調査を効率的に進められました。
調査費用をできるだけ抑えるため、午後の時間帯(13時〜17時)に集中して調査し、対象者の行動パターンが安定していたこともあり、無駄な追尾が少なく済んだのも功を奏しました。
証拠収集後は、依頼者さまに詳細な報告書と映像データを提出し、法律事務所との連携もサポート。現在は離婚を前提に冷静な話し合いを進めておられますが、「やっぱり、自分の人生をきちんと見るって大事ですね」とおっしゃっていたのが印象的でした。