40歳女性・八女市在住/専業主婦
結婚15年目・子ども2人(高校生・中学生)
43歳男性・八女市在住/建設資材メーカー勤務(営業職)
「久留米の取引先との打ち合わせ」で週に2回、夕方から外出・帰宅が遅くなるように
「うちの人、もともと仕事熱心な方ではあるんですけど、最近の“やる気”は、ちょっと違う気がするんですよね」――そう話されたのは、八女市にお住まいの奥さま。長年、穏やかに夫婦生活を送ってきたものの、この半年ほど、ご主人の行動に不自然さが増してきたとのこと。
その“違和感”の一つが、「久留米での打ち合わせ」が週2回、決まって夕方から夜にかけて入るようになったこと。それまでは月に1度あるかないかだったのに、急に「夕方の打ち合わせ」が増えた。しかも、その日だけ香水をつけたり、シャツを着替えたりする。
「仕事が増えたなら、それはそれで応援したい。でも、話してる内容に整合性がないんですよ。相手の会社の名前が毎回違ったり、行ったはずの場所と領収書が合わなかったり…」と、依頼者さまは淡々とお話されました。
感情で動くのではなく、“事実”に照らして自分の判断を下したい――依頼者さまの言葉からは、そのような理性的な態度がにじんでいました。
対象者は八女市内の自宅から車で営業に出るスタイル。調査対象となる曜日は火曜・金曜の夕方で、久留米・筑後方面への移動が中心とのこと。これらの情報をもとに、車両尾行を中心にした調査を計画しました。
初回の調査は金曜日の午後。対象者は17時頃に自宅を車で出発。最初は確かに久留米市方面へ国道3号線を北上していましたが、そのまま直進せず、途中の合川交差点を左折して、向かったのは久留米シティプラザ周辺のコインパーキング。
そこで待っていたのは、40歳前後と見られる女性。服装はオフィスカジュアルで、スーツ姿の対象者と合流するや、自然な距離感で笑顔を交わしていました。二人はそのまま徒歩で久留米一番街商店街にある居酒屋「〇〇酒場」へ。店内で1時間半ほど食事をし、軽くアルコールも摂取。会話中は終始笑顔で、手元が触れる仕草なども確認されました。
その後、二人は店舗を出て、徒歩で西鉄久留米駅前のビジネスホテルへ。周囲の人目を気にする様子もなく、エントランスを並んで通過。
滞在時間は約2時間20分。退出後、女性はタクシーで帰宅方向へ、対象者はコインパーキングから車で南下し、21時30分頃に八女市内の自宅へ帰宅。家族には「取引先と遅くまで話してた」と説明していたそうです。
この行動パターンは、翌週火曜日にも再現されました。
また別の日には筑後市の羽犬塚駅周辺で同じ女性と合流し、カフェ→ホテルという流れを確認。対象者は“久留米”と説明しながら、実際には久留米・筑後・鳥栖あたりを交互に使って密会をしていた形です。
調査は計6日間・31時間におよび、全て平日夕方〜夜間の時間帯で行動を記録。
相手女性は久留米市内在住の派遣社員で、勤務先の建設会社を通じて対象者と知り合った可能性が高く、メールやLINEで事前に待ち合わせを調整している形跡も見られました(現場での画面確認より)。
写真・動画ともに、飲食・ホテル出入り・手つなぎ等の接触行為を複数記録でき、調査報告書は調停・離婚手続きにも使用できるレベルで仕上げました。
依頼者さまは「知ってしまったけど、知ることで進める」と話され、現在は離婚に向けての話し合いを開始されています。
プレミアムプラン
プラン名:プレミアムプラン
プランの時間・期間:7日間 or 35時間(今回は31時間で終了)
金額:396,000円(税込 360,000円)
時間あたりの料金:約11,600円
プランの特徴:複雑なケースに対応し、広範囲の調査と深い分析を提供。
今回の調査は、地方都市でありながら都市部と近接している八女市の地理的特性をどう活かすかがポイントでした。対象者が「久留米での仕事」と説明していたことから、最初はそのまま久留米市内での張り込みを想定していましたが、実際の行動はさらに柔軟で、筑後市・鳥栖市にも足を伸ばしていたため、広域にわたる尾行が必要となりました。
とはいえ、対象者が車での移動だったため、公共交通機関を使う調査よりも尾行はしやすく、信号待ちや駐車のタイミングでこちらも証拠撮影のチャンスが多くありました。また、依頼者さまから「夫のスケジュール帳は空白が多い」「スーツのポケットにホテルのカードキーがあったことがある」といった具体的なヒントを事前にいただけたことで、怪しい曜日と時間帯を絞って調査でき、費用を抑えながら効率的に進めることができました。
久留米〜八女間の帰宅ルートは混雑しやすく、ホテル退出後の動きが見えにくい場面もありましたが、早めに対象者の“密会時間”の傾向が掴めたことで、後半の調査は撮影重視の張り込み型に移行でき、確実な証拠収集に繋がりました。報告書提出後には、依頼者さまが「これでやっと自分の人生の整理ができる」と話されていたのが印象的で、調査という仕事の重みを改めて感じさせられました。