2025年4月25日
福岡県久留米市在住・30代後半女性・専業主婦・子ども2人（小学生と幼稚園）
依頼者の夫・40代男性・営業職・福岡市内の商社勤務・週末は趣味のゴルフが多い
「子どもと遊ぶのも嫌いじゃないはずなんです。でも、週末になると“ゴルフ”ばっかりで…」。そう言いながら、依頼者の奥さまは少し寂しそうに微笑んでいました。今回の依頼は、夫の“趣味”という名の行動に、長年の違和感を覚えてきた奥さまからのものでした。
ご主人はもともと明るく社交的な性格で、仕事もバリバリこなすタイプ。結婚当初から「土日はゴルフ仲間とラウンドに行く」と言って出かけることが多く、家族サービスの時間が少ないことが悩みでした。でも、今年に入ってから特にゴルフの頻度が増え、「月に1〜2回」だったものが「ほぼ毎週末」に変化。洗濯物から香水のような香りがしたり、スマホの画面を人前で決して見せなくなったりと、不審な言動が続いていました。
奥さまは「人の自由を縛るのは好きじゃない」「疑うのも嫌い」な性格で、これまでは信じることで関係を保ってきたとのこと。でも、「信じたいからこそ、確かめる必要がある」と、自らの感覚を信じて依頼を決断されたそうです。自宅は久留米市の野中町で、西鉄久留米駅にも近く、移動手段は主に車。調査のスタートは、3月上旬の土曜日朝7時。夫が「久山のゴルフ場に行く」と言って出かけたタイミングでした。
初日の朝、夫は自宅から車で出発。ゴルフバッグを積んでいたため、本当にゴルフ場に向かうのかと見せかけた行動かと思われましたが、1時間後、彼が向かったのは久山方面ではなく、筑後市にあるファミリーレストランの駐車場。そこには、30代後半とおぼしき女性がすでに車で待っており、彼女の車にゴルフバッグを積み替えた後、そのまま二人で福岡方面へ向かいました。
行き先は太宰府市の大佐野のラブホテル街。午前9時前にはチェックインし、約3時間半滞在。ラウンドどころか、クラブハウスにも寄っていません。その後は太宰府天満宮近くの「ことといカフェ」で昼食。その店内では、肩を寄せ合いながらスマホで一緒に写真を見せ合う姿や、女性の髪を優しく触るような仕草も見られ、親密さは明らかでした。
午後は車で筑後市に戻り、別れ際にはキスを交わす場面まで確認。その後、夫は再びゴルフバッグを自車に積み替え、17時前には「おつかれ〜」とLINEで家族に連絡を送っていました。
翌週の土曜日もほぼ同様の行動を取り、今度はうきは市の温泉旅館へと向かいました。このときは1泊して日曜日の夕方に帰宅。宿泊証拠や温泉施設でのツーショット、車のナンバー情報、ホテルへの出入り映像など、法的に有効な証拠一式をすべて押さえることができました。
調査期間は5日間、延べ29時間。対象者の行動には一貫性があり、パターンも見えていたため、タイミングを絞って動いたことで効率的な調査となりました。特に「ゴルフに行く」と言って家族を納得させるスタイルは巧妙で、周囲にもバレにくいよう工夫していたのが印象的でした。ただ、行動に対する罪悪感からか、帰宅後にやたらと家族サービスに努める様子もあり、依頼者の感情的な混乱をさらに深めていた要因だったと思います。
アドバンスドプラン
プランの時間・期間：5日間 or 25時間（実施時間：29時間）
金額：330,000円（税込）／300,000円（税別）
時間あたりの料金：約12,000円
特徴：長期間かつ詳細な分析を実施し、確実な証拠を得るための調査。
今回の調査では、対象者が“ゴルフ”というカバーを使って動いていたため、調査の開始タイミングを見誤ると空振りになってしまうリスクがありました。ですが、依頼者から「出発は必ず7時〜7時半の間」「帰宅は17時前後」といった具体的なパターンを教えていただけたことで、無駄のない張り込みが可能になりました。また、対象者の車の特徴（色・車種・ナンバー）を事前に写真付きで共有いただけたのも大きな助けに。調査を円滑に進めるうえで、現場スタッフ同士のリアルタイム共有や、ドライブレコーダーを補助的に活用した監視体制が功を奏しました。調査費用を最小限に抑えるため、ホテル街への立ち寄りがありそうなルートを予測し、過去の事例から「土曜午前中に動くパターンが多い」と仮定した上で集中的に尾行を行いました。証拠を揃えた後は、依頼者が夫と冷静に話し合う場を持てるよう、写真・動画の時系列整理、関係性の明確な図解なども提供させていただきました。浮気の証明はゴールではなく、人生を取り戻す一歩。今回は、そのスタートを支える調査だったと思います。
ご希望があれば、弁護士のご紹介や、今後の対応についてのアドバイスもサポート可能です。お気軽にご相談ください。