2025年4月25日
福岡市博多区在住／40代前半／女性／専業主婦／中学生の子どもが一人
夫／40代後半／自営業（飲食店経営）／福岡市博多区内勤務
結婚して15年。夫は博多駅近くで小さな居酒屋を経営しており、遅くまで働くことが多い生活が続いていました。もともと仕事熱心な人で、私もそれを理解して支えてきたつもりでした。ただ、ここ1年ほど、帰宅時間が明らかに遅くなり、店が終わった後に「取引先との付き合い」だと言っては中洲方面へ飲みに行く日が増えたのです。
さらに、スマートフォンには常にロックがかかっており、通知音が鳴ると必ず画面を伏せるようになりました。決定的だったのは、ある日夫の車の助手席に、見覚えのない女性用のストールが落ちていたことです。問いただしても「お客さんの忘れ物」と取り合わず、その後、車内も妙に片付いていたことに違和感を覚えました。
信じたくない気持ちと裏切られているかもしれない不安が交錯し、依頼者様は探偵事務所に相談しました。自分の気持ちを確認したい。嘘をつかれているのだとすれば、子どもやこれからの生活のためにも、事実をはっきりさせておきたい。そう考えて、調査を依頼されたそうです。
調査は金曜から日曜の3日間、主に夜間を中心に行いました。夫の行動パターンから、飲食店が閉店する23時以降に動きがあると予測され、中洲や春吉周辺での張り込みを重点的に実施しました。
初日（金曜日）、午後11時過ぎに店舗の裏口から夫が出てきたのを確認。徒歩でキャナルシティ博多方面に向かい、途中の路地で待ち合わせていた20代後半と見られる女性と合流。ふたりは親しげに会話を交わしながら、中洲の「那珂川沿いのダイニングバー」へ入っていきました。2時間ほど滞在した後、タクシーで女性の住むと見られる大濠公園近くのマンションへ向かい、夫はそのまま中に入り、翌朝6時に退出。
2日目（土曜日）は店舗の営業終了後、女性との接触はありませんでしたが、LINEでやり取りする姿が店内の防犯カメラ越しに確認されました。スクリーンショットからは「昨日はありがとう」「また水曜日にね」という文言が読めました。
3日目（日曜日）、夫は午後9時頃に「店の片付けをしに行く」と自宅を出発しましたが、実際には中洲川端駅付近のホテル街に直行。そこには前日と同じ女性が先に到着しており、ふたりはラブホテル「リバティ中洲」に入りました。翌朝5時に出てきたふたりは手を繋いだままコンビニに立ち寄り、タクシーで別れました。
この女性についても調査を進めたところ、福岡市中央区の美容院に勤務するスタッフであることが判明。SNSには夫が写った写真がプライベート設定ながら複数存在しており、関係の深さが裏付けられました。
調査時間は計15時間、移動距離は福岡市内全域にわたりました。特に中洲周辺では繁華街ゆえに尾行には高い注意力が求められ、バーの出入りや深夜のホテル街での撮影には機材の工夫とスタッフの連携が鍵となりました。
夫は明らかに既婚者であることを知りながら、特定の女性と定期的に肉体関係を持つ不貞行為を行っていたことが証拠により確認されました。LINEでのやりとり、ラブホテルへの出入り、長時間の滞在などから、浮気は一過性のものではなく、継続的かつ意図的なものであることは明白です。
スタンダードプラン
期間・時間： 3日間（15時間）
費用： 214,500円（税込）
時間あたり料金： 約13,000円
プラン特徴： バランスの取れた期間とコスト。広範な行動分析が可能。
今回の調査で最も苦労したのは、福岡市博多区・中洲周辺という夜間でも人通りが絶えない繁華街での尾行でした。対象者が飲食店を経営していたため、閉店後の不規則な移動が多く、事前に動きの傾向を把握するためには店舗の観察から始める必要がありました。また、中洲ではホテルの出入り口が多く、周囲の視線を避けつつ証拠を押さえるために、小型の暗視カメラや望遠レンズを活用し、複数スタッフによる分散張り込みを行いました。
調査費用を抑えるため、依頼者には事前に夫のスマホのロック解除時間帯や、普段利用する交通手段、またバーやホテルの領収書情報などを詳しく提供してもらいました。これにより張り込みポイントを最小限に絞ることができ、効率的な調査が可能になりました。
さらに、対象者が中洲から中央区へ移動するなど行動範囲が広かったため、地元の地理に精通した調査員を選定し、無駄な移動を避けることで時間のロスも削減できました。調査終了後は依頼者に対し、証拠写真と共に報告書をお渡しし、法的手続きへのアドバイスも実施。弁護士紹介も行い、依頼者が今後の人生を前向きに歩めるようサポートいたしました。